豚を知る

食べられる部位が多い豚肉。
豚のホルモンは全体的に牛のホルモンよりあっさりしています。
子宮や喉の気管など、牛のホルモンでは食べられていないものもあります。
牛と豚のホルモンを食べ分けることができれば、かなりのホルモン通です。

豚のホルモン

カシラ

頭部の肉。脂が少なく、弾力がある。ゼラチン質が多く、低カロリーな赤身肉。

トントロ

マグロのトロに似ていることから名付けられた。首の肉でさっぱりした味。

タン

脂が少なくあっさりした味。コリコリとした食感を楽しめる。

どーなつ

「ノドナンコツ」を輪切りにしたもの。しっかり焼くことでコリコリの食感を楽しめる。

ハツモト

ハツの一部。1頭から少量しか取れない。ハツよりもコリコリの食感が強い。

ハツ

300gほど取れる心臓。脂肪が少ないため硬い。弾力があれば新鮮な証。

フワ

豚の肺。中に管があるため、コリコリの食感が楽しめる。毛細血管が縦横に走っている。

ハラミ

豚の横隔膜。見た目は肉でも、内臓なため低エネルギー。焼肉店では人気の部位。

ガツ

別名「豚ミノ」。胃袋のこと。さっぱりとした味で、肉質は硬い。

レバー

1~1.5kgほどの大きさの肝臓。豚の部位の中でビタミンAが一番多い。

チレ

別名「タチギモ」、「タチ」。ガツとシロの間にある脾臓に当たる部位。アミアブラと言う脂肪がついている。レバーに似ていて柔らかく、ねっとりしている。

シビレ

胸腺のこと。味が濃厚で、柔らかくトロっとしている。

マメ

そら豆の形に似ていることから名付けられた。ビタミンや鉄分が多く含まれており、柔らかい。

モツ

小腸と大腸。小腸は脂肪が多く、焼くとぷりぷりする。大腸は脂が少なく、小腸より肉厚で、歯ごたえがある。

テッポウ

別名「チューブ」、「チョクチョウ」、「あぶら」。切り開いた形が鉄砲に似ていることから名付けられた。肉厚で弾力がある。腸の中では一番おいしいと言われる。

コブクロ

豚の子宮。脂肪が少なく、淡泊な味わい。淡いピンク色が新鮮な証。