鶏を知る

ホルモンの部位は少なめな鶏。
牛や豚のホルモンとは異なった部位が多いです。
もともと牛や豚より体格が小さい鶏は、1羽につき取れる量はもっと少ないです。
希少部位の場合、1羽につき1つしか取れない部位も存在します。

鶏のホルモン

さえずり

鶏の気管(食道)。コリコリとした弾力があるが、クセがないため食べやすい。店ではあまり見かけることはない。

ハツ

鶏の心臓。コリコリの歯ごたえだが柔らかい。串焼きをおすすめする。

ハツモト

基本的に残りものになることから別名「心残り」。ハツとレバーの繋がる部分にある。特有の臭みがある。脂が多くコクがあるが、サクサクの食感が楽しめる。

せんい

すなぎもとは別の胃のこと。あまり見かけない希少な部位。濃厚な味わいがある。

すなぎも

別名「筋胃」、「すなぶくろ」、「すなずり」、「さのう」、「ずり」。食べ物をすりつぶす役割を持つ。あっさりとした味わいで、コリコリの食感を楽しめる。高たんぱく質で低エネルギー。

レバー

鶏の肝臓。牛や豚のレバーと比べるとクセがなく食べやすい。カロリーが少なく、鉄分が豊富に含まれる。免疫力が低下している方におすすめ。

ハラミ

鶏の内臓を守る腹壁として存在する横隔膜の代わり。厚さは5mmほど。1羽から数gしか取れない。コクのある、脂とのバランスがちょうどよいのが特徴。

せぎも

鶏の腎臓。脂がのっており、レバーのように鉄分を多く含む。

あずき

鶏の脾臓。別名「めぎも」。見た目が小豆に似ていることから名付けられた。柔らかく甘みも感じる。1羽から1つしか取れないため、希少部位である。

ちょうちん

別名「キンカン」、「玉ひも」。鶏の卵巣。焼くとふわふわした食感になる。味は通常の卵に近い。